格安SIMには、料金が安い、インターネットや通話が携帯キャリアと同じような品質などのメリットがある一方、実店舗が少ないのでサポートが電話やメールが中心になる、キャリアメールが利用できなくなるなどのデメリットもあります。
格安SIMを利用して特をするためには、自分が格安SIMの利用に適しているかが重要になります。では、どんな人に向いているのでしょうか。ここでは向いている人の3つの特徴を紹介します。自分にあっているのか見極めてみましょう。
とにかく安く利用したい人
一般的なスマホを利用して利用料金の高さに驚いたことがありませんか。そうはいっても、スマホなしの生活を送るのは難しいのが現代です。仕方がなく高額な料金を払い続けている人は少なくありません。
格安SIMの最大の魅力は料金が安いことです。
大手携帯キャリアと比較すると最大で3分の1ほど料金が安くなります。
大手携帯キャリアも格安SIMも提供している企業やプランによって料金が違いますが、毎月5000円ほど節約できます。
大手携帯キャリアの場合は、基本料金・インターネット接続料・データ通信料などを合計して7500円ほどの月額料金がかかります。それに対して格安SIMの場合だと、基本料金・5分通話かけ放題のプランだと2200円ほどの月額料金です。
インターネットをたくさん使用する場合だと利用できるデータ量が多いプランを選ぶことになり、格安SIMでも基本料金が若干高くなりますが、それでも大手キャリアと比べて月額料金が安くなります。
インターネットをたくさん使う人もそうでない人も料金がお得になるのです。とにかく安く使いたい人に向いています。
キャリア独自のサービスを利用しない人
携帯キャリアを利用すると、キャリアメールやキャリア決済などのサービスを利用することができます。
キャリアメールとは「@携帯キャリア.ne.jp」といったようなメールアドレスのことです。契約すると同時に取得できます。
格安SIMではキャリアメールを使用することができません。そのため、無料メールアドレスを利用することが一般的です。現在キャリアメールがなくて困るようなことはほとんどないので、キャリアメールを利用できなくても大きなデメリットはないでしょう。
キャリア決済とは、キャリアの画面でIDやパスワードなどを入力することで支払いができるサービスのことです。ショッピングなどで利用した代金とスマホ利用料金を一緒に支払うことができます。
格安SIMではこのサービスを利用できません。しかし、お財布代わりに使える便利なサービスであっても、なくても困ることはほとんどありません。
こういったキャリア独自のサービスを利用しなくてもいい、特にメリットを感じないという人に格安SIMが向いています。
データ通信量が少ない人
格安SIMを選ぶときには、現在利用しているデータ量を確認しておきましょう。データ容量が多いほど料金が高くなります。つまり、格安SIMの「料金が安い」というメリットが少なくなってしまうのです。
料金が安いメリットを最大限に生かすには、データ容量が少ないプランを選ぶことが大切です。しかし、普段から利用料が多い人がデータ容量が少ないプランを選んでしまうと、あっという間にデータ容量を超えてしまいます。限度を超えると通信速度が遅くなり、利用が不便に感じます。
通信速度制限を解除するためには、データ量を追加します。しかしそれでは利用料金が高くなってしまいます。ワンモバイルキャンペーンを利用して安くなることもありますが、毎回とは限りません。
格安SIMが向いている人は、データ通信量が少ない人です。
Wi-Fi環境で使用すればデータ通信量を抑えることができるので、自宅、カフェ、職場などWi-Fi環境で主に使う人に向いているといえます。逆にWi-Fi環境が整っていない移動中などに使用すると通信量が多くなってしまいます。
こんな人は格安SIMを使ってみよう
格安SIMのメリットを活かして利用するためには、自分が格安SIM使用に向いているか見極めることが重要です。
向いている人の特徴は、とにかく安く利用したい、キャリア独自のサービスを利用しない、データ通信量が少ないという人です。
こういった条件を満たしていれば、快適に便利に利用できることでしょう。
格安SIMの最大のメリットは利用料金が安いことなので、とにかく安く利用したいという人には特に向いています。ただし、安いだけを意識してしまうと使っていて不便に感じることがあるので、キャリア独自のサービスを利用したいのか、今現在利用しているデータ量がどれくらいなのかも考慮しましょう。
安かろう悪かろうというイメージがあるかもしれませんが、通信速度が高速を選べばインターネットや通話利用の品質は大手携帯キャリアとほぼ同じです。YouTube動画もスムーズに見ることができるし、LINEやTwitterなども問題なく利用できます。自分に向いているのか見極めて使ってみてください。